アイデアの型

アイデアを考える時、大きなフレームとして「価値提案型」と「課題解決型」を意識しています。

生活に必ずしも必要なものかどうかわからないけど、世の中にその価値を問うものを「価値提案型」、課題を発見しそれを解決するアイデアを「課題解決型」としています。

私の場合、テーマをかっちり決めずに「アイデアを考えよう」という時は、ほぼほぼ「価値提案型」の思考法をとっています。

要は「面白いことを考えよう」です。

その結果として出るアイデアはエンタメ要素の強いものになる傾向があります。

例えば私が学生時代やっていたクラブイベントは「こんなのかっこいいでしょ?」という価値提案型だし、漫画やディズニーランドもそうですね。

一方、課題解決型はアイデアを出す前に下準備が必要になります。
「課題の発見」です。

テーマを「マスク」とした場合、まずマスクに関する課題を発見します。

・耳が痛い問題
・息苦しい問題
・メガネが曇る問題

などが浮かぶでしょうか。

そして、「耳が痛い問題」から「耳が痛くならないアイデアは?」と問いを立てます。

すると、例えば「ゴム紐を頭の後ろで引っ掛けるフックの開発」というアイデアが浮かびます。

このままマスクをテーマに、価値提案型で発想すると、アイデアが変わることに気がつきます。

つまり問い立てが「面白いマスクのアイデアは?」になるので

・光るマスク
・キャラクター柄のマスク
・くちばし型マスク

など、あくまでマスク自体のプロダクトから離れられず、マスク関連商品「ゴム紐を頭の後ろで引っ掛けるフック」まで辿りつけないケースが多い印象です。

「価値提案型」と「課題解決型」どちらが正しいと言うことはありませんが、目的に応じて今自分はどっちの方法で思考する必要があるのかわかると、アイデアの出し方と結果が変わってきます。

今や、コロナの影響しかり今後ますますVUCA※を強烈に実感するフェーズに突入しました。

その時代において、どの仕事に持続可能性があるかの議論に実は答えはなく、課題解決し続ける企業にとっては益々活躍の場が広がってくるということだけは、確信を持って言えます。

その意味において、よく観察し課題を発見、問いを立てアイデアを出す、そして実行していくデザイン思考、デザイン経営の導入が急がれるし、そこに私自身はフルコミットして一社でも多く企業価値向上に貢献していきたいと思っています。

※VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で、あらゆる環境が目まぐるしく変化し、予測できない状態を表現する時に使われる。


バンブーコラムは代表・関口稔によるコラムです。
日々感じていることや考えていることを書き綴っています。
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